外出時には1gでも軽量化して、身軽に動き回りたいもの。
それでいうと充電器一つでもこだわらずにはいられません。
特にiphoneやMacbookについてくる充電器って大きすぎますし、なによりケーブルが一本しか挿せないのでめちゃくちゃ不便なんですよね。
そうした不満を解決する充電器がAnkerから発売されていたので、今回紹介していきたいと思います。
ろくみん
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PowerPort Atom Ⅲのスペック&比較
紹介するのは充電器のリーディングカンパニーこと、AnkerのPowerPort Atom Ⅲという製品です。
Ankerは優れた充電器を多く開発しており、amazonでの販売を中心に躍進してきた企業として有名ですね。
そんな充電器開発のプロであるAnkerが制作した、PowerPort Atom Ⅲの大まかなスペックは以下の通りです。
商品名 | PowerPort Atom Ⅲ |
本体サイズ | 68mm x 69mm x 28mm 重量:146g |
入力 | 100-240V ~ 1.8A 50-60Hz |
USB Type-C 出力 | 5V=2.4A / 9V=3A / 15V=3A / 20V=2.25A (最大45W) |
USB Type-A 出力 | 5V=2.4A / 9V=1.66A / 12V=1.25A(最大15W) |
内容 | Anker PowerPort Atom Ⅲ 取扱説明書 18か月保証(Anker会員登録で+6か月) カスタマーサポート |
公式サイト | Anker公式サイト |
カラーバリエーションはAnkerではおなじみのブラックとホワイトの二種類。
ホワイトだとUSBを挿す面が灰色になっているのが特徴的。
個人的にはよりシンプルにまとまっているブラックの方が好きなので、今回こちらを購入しました。
ネコマル
ろくみん
Ankerが出しているUSBポートを二つ備えた充電器はこれだけたくさんあります。
商品名 | 出力 | USBポート |
Anker PowerPort mini
|
合計 12W | PowerIQ対応 USB Type-A x2 |
Anker PowerPort 2 Eco
|
合計 12W | PowerIQ対応 USB Type-A x2 |
Anker PowerPort2 Elite
|
合計 24W | PowerIQ対応 USB Type-A x2 |
Anker 24W 2ポート
|
合計 24W | PowerIQ対応 USB Type-A x2 |
Anker PowerPort II – 2
|
合計 24W | PowerIQ対応 USB Type-A x2 |
Anker PowerPort PD 2
|
USB-C 最大18W USB-A 最大12W |
PowerIQ 2.0対応 USB Type-A
Power Delivery対応 USB Type-C |
Anker PowerPort Ⅱ PD
|
USB-C 最大30W
USB-A 最大18W |
PowerIQ 2.0対応 USB Type-A
Power Delivery対応 USB Type-C |
Anker PowerPort Atom PD 2
|
合計 60W | Power Delivery対応 USB Type-C x2 |
Anker PowerPort Atom Ⅲ
|
USB-C 最大45W
USB-A 最大15W |
PowerIQ 2.0対応 USB Type-A
PowerIQ 3.0対応 USB Type-C |
今回購入したAnker PowerPort Atom Ⅲはこの表の一番下に示した大出力に対応したモデル。
USB Type-Cでは最大45W、USB Type-Aが最大15Wに備えています。
なのでUSB-Aでは主にスマートフォン、USB-CではノートPCまで急速充電することが可能です。
デバイス | 急速充電に必要なおよその出力 |
スマートフォン | 10ー24W |
タブレット | 18ー30W |
ノートPC | 30ー100W |
ただノートパソコンなんて使わないから、そんなことよりスマホやタブレットを充電したい!という人には、出力を抑えたもっと安価なモデルを選ぶのが賢いでしょう。
特にAnker PowerPort 2 Eliteは持ち運びに不便なサイズ感ながら、1200円以下で24Wの出力を備えたハイコスパモデルなのでとりあえず一つ欲しいという人にはうってつけです。

なのでこれらを踏まえるとAnker PowerPort Atom Ⅲは
こんな人にこそオススメできますね。
というわけで、ざっくりとこの製品のことが分かったところで実際の使用感をレビューしていきます。
外観と付属品
Anker PowerPort Atom ⅢはUSB Type-AとUSB Type-Cの両方を備えた急速充電器です。
上についている丸いランプは充電時に青く光ります。
ランプの使い方は基本これだけ。ちゃんと通電されているか視認しやすいのがメリットですが、正直無くても困らないですかね。
本体はiphoneのジェットブラックのような艶やかな色合い。
鏡のような綺麗さの反面、ちょっと指紋が付きやすいのが難点ですね。
サイズは縦6.8x横6.9x厚み2.8cm。
手に持つとこんな感じ。持ってみるとちょっと大きめに感じました。
iphoneについてくる充電器などと比べるとやはり大きい。
iphone付属の充電器などよりもはるかに高い出力に対応したモデルなので、必然的に大きくなってしまうんですよね。
ネコマル
ですがプラグ部分は折りたたみ式になっています。
このおかげで持ち運ぶ際も他の荷物を傷つけることが無いのは嬉しいところですね。
重量は146 g。
Macbook proに付属してくる純正充電器と比べても、その小ささと軽さは圧倒的。
同じ出力でありながら、PowerPort Atom Ⅲは2つのUSBポートを備えているというのだから驚きです。
価格 | サイズ | 重量 | |
Macbook Pro純正充電器 (61W) | 6800円 | 75 x 75 x 30 mm | 194 g |
PowerPort Atom Ⅲ | 3799円 | 69 x 68 x 28 mm | 146 g |
ただやはり大きくて重めなので普段持ち運ぶ用というよりは、自宅で使うのが主な使い方になるでしょう。
ろくみん
携帯性を重視するなら同じ60W出力を持ちUSBポートを1つ備えたAnker PowerPort Speed 1 PD 60の方が優れているかもですね。
実際の使用感
PowerPort Atom Ⅲはめちゃくちゃ優秀な充電器。
ですが少し大きめなサイズだと、実際に使う際に邪魔にならないかちょっと心配なもの。
なにより他のコンセントを塞いでしまうかどうかは、買わないと分かりませんからね。
ろくみん
PowerPort Atom Ⅲを実際に使う際はこんな感じ。
プラグ部分が左上で、ケーブルが右下から出るようになります。
なのでこのように普通のコンセントと同時に使うことも可能でした。
流石は充電器界の王、Anker。そのあたりはよく考えて設計しているようです。
PowerIQ 3.0(Power delivery)とPowerIQ 2.0の両方に対応
PowerPort Atom ⅢはAnker独自の技術「Power IQ」に対応。
充電器に繋いだ機器を自動的に検知し、最適な電流を送る技術。これにより充電を最適化し充電効率を向上させることが出来る。
power IQは現時点で3種類。
PowerPort Atom ⅢではUSB Type-AがPowerIQ 2.0、USB Type-CがPower IQ 3.0に対応しています。
開発年度 | 最大出力 | 対応ケーブル | |
Power IQ | 2014年 | 12W | USB Type-A to Lightning USB Type-A to micro USB |
Power IQ 2.0 | 2017年 | 18W | USB Type-A to Lightning USB Type-A to USB Type-C USB Type-A to micro USB |
Power IQ 3.0 | 2019年 | 100W | USB Type-A to Lightning USB Type-A to USB Type-C |
PowerIQの違いはかなり分かりにくいのですが、世代が新しくなるほど色々なデバイスを急速充電できると考えておけば大丈夫でしょう。
またPowerIQ 3.0 は今話題の最新充電規格であるPower Delivery(PD)にも対応しており、通常の充電の1.5倍ほどの速度で充電することができます。
iphone XSの場合、通常充電で150分。PD充電では100分程度。
ただPD急速充電は使うケーブル一つ間違えるだけで、機能しないことは覚えておきましょう。
- PD対応デバイス(スマホならiphone8以降)
- PD対応充電ケーブル
特にケーブルは粗悪品だと適切な電流が流れないこともしばしば。
種類が色々あって悩むのも分かりますが、AppleのMFI認証を受けたAnkerのケーブルを使うのが一番手っ取り早くて安心です。
MFIとはMade For Iphone/ipad/ipdの略。iphone等に向けて作られた製品を指し、Appleが定めた性能基準を満たしている証となります。めっちゃ簡単に言うと、Appleが公式に認めた製品だという事ですね。
ろくみん
Anker PowerPort Atom Ⅲ レビューまとめ
スマホやタブレット、ノートパソコンなどなど充電が必要なデバイスはどんどん増えるばかり。
時間も有限なので、高出力な急速充電器は一つ持っておきたいところ。
ノートパソコンも含めたデバイスを色々充電したいと思っているなら、ぜひチェックしてみてください。
それでは、ろくみんでした。