ネコマル
雨の日なんてただでさえ傘で片手が塞がるのに、もう片方にバッグを持っていたら家の鍵なんかを取り出す時にはもう大変です
んんんっっ!!もどかしい!!!
というわけで手下げカバンが壊れたのをきっかけに、通勤用のバッグをリュックにしようと固く決意。
買うと決まったら何にしようか決めるのが楽しくて楽しくて…
散々探し回って自分の好みに合うリュックを探していたところ、PORTERのDAYPACK LIFTに一目惚れしてしまいました。
ただ値段が驚異の三万越え…
わりと高くて買うのを超躊躇いましたが、勢いで購入!
買ってしばらく使っていますが、値段に見合ったクオリティの高さで大満足だったので今回はレビューとして紹介していきます。
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DAYPACK LIFTはお洒落な人も納得のクオリティ
DAYPACK LIFTは日本の鞄メーカーである吉田カバンの自社ブランド「PORTER」の製品の一つ。
製造の最初から最後までを日本国内で行う徹底した管理と高品質が人気のブランドですね。
吉田カバンを聞いたことが無くても、POTERという名前は知っている人が多いのではないでしょうか。
ネコマル
そんな吉田カバンが贈る最高にスマートなリュックが、今回紹介する「DAYPACK LIFT」です。
商品名 | DAYPACK LIFT |
表面素材 | 超高密度ナイロンツイル |
表面コーティング | 表面素材の裏側にPVC加工あり |
裏面素材 | ナイロンオックス |
裏面コーティング | 裏面素材の表面はシリコンコーティング 裏面はウレタンコーティング |
付属品 | 牛ステア(丈夫かつ柔らかい革) |
HP | PORTER公式サイト |
カラー展開はこの価格帯のリュックには珍しい四色展開。
ブラック・ブロンズ・ネイビー・ブラウンという無難かつお洒落の基礎のようなカラーが揃っています。
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この価格帯でこれだけのカラーバリエーションを揃えているのはわりと珍しく、POTERが誰にとっても使いやすい鞄を目指す意気込みのようなものが見える気がします。
この中で私が購入したのは無難&無難なブラック。
落ち着いた色合いのネイビーと非常に迷いましたが、通勤用に使う予定だったので無難な色にしておきました。
実際に手に取ってみるとスタイリッシュなデザインだけあって、無骨になりがちな黒でもわりとカジュアルな印象ですごくいい感じ!
毎日の通勤がちょっと楽しくなるくらいお気に入りになりました(笑)
DAYPACK LIFTの外観
全体は四角いシルエットが特徴の見た目。
丸いリュックはカジュアルな印象ですが、四角いフォルムは仕事でも使いやすいフォーマルな印象ですね。
全体が綺麗にまとまっていて、飽きの来ないスマートなデザインとはまさにこのことでしょう。
実際、買ってから一か月の時点で会社の同僚三人から「そのリュックカッコいいね!」と言われました(笑)
このリュックを背負うだけで、普段お洒落とは無縁の私ですらかっこよく見えてくるのですから不思議なもんです。
表面の素材には以下の二種類の糸を組み合わせた超高密度ナイロンツイルを使用しています。
- 210デニールのナイロン糸
- 中空状の繊維を撚りあわせて紡績した強合撚ナイロン中空糸
性質の違う極細の糸を用いてリュックの生地を作っているので、軽くありつつシルクのような上品な光沢感を表現しています。
実際に見て触ると安いリュックにありがちな荒い縫い目などは一切なく、さらっとした手触りで高級感を感じさせてくれるものに仕上がっていました。
ネコマル
リュックを横から見るとこんな感じ。
ネコマル
ろくみん
後でまたレビューしますが、これだけ薄いので背負った時のスマートさが他のリュックとは全然違うんですよね。
もはや背中と融合しているんじゃないかと勘違いするほどの薄さです。
またリュック自体も軽いので機能性もばっちり。
この無駄な部分を省いた薄型のマチ構造がスタイリッシュな外観に一役買っているわけですね。
マチとは厚み、奥行きのこと。
上部にはナイロンとレザーを使った持ち手があり、幅1.5cmと女性向け鞄のような細さ。
ネコマル
ただ細すぎてちょっと使いづらい気がしないでもありません。
特に手の大きい男性は使い始めなど違和感を感じやすいと思います。
リュックの裏側はナイロンオックスを使用。
ツルツルした表面と違い、しっかりとした厚手の生地になっています。
作りも丁寧なので長く使えそうなのですが、少し蒸れやすいかなーと感じました。
冬場は特に気になりませんが、真夏だとちょっとジメジメするかもしれません。
なので汗っかきの人は通気性の高いスポーツメッシュ等の生地を採用したリュックを選ぶのをおすすめします。
収納スペースは一層式でガバッと開ける仕様。
これだけ薄いと収納力に不安を持つかもしれませんが、意外とそうでもありませんでした。
収納スペースは主に五つ。
内部は収納スペースが二つに分かれています。
一つはPC用、もう一つは普通に荷物を入れるといった感じでしょうか。
PC入れの方は電子機器が壊れないようにクッション性の高い素材で覆われています。
ネコマル
内部には小物入れも常備。
まあリュックによくあるタイプの収納ですね。
ありきたりじゃない事といえば、POTERのロゴ入りストラップが付いている事でしょうか。
絶対に無くしたくない物を取り付けておく用だと思うのですが、個人的にはあまり必要がないんですよね。
私のように使わない人・必要が無い時にはストラップを外すことも可能です。
ボタンでパチッと付いているだけなので5秒で取り外せます。
リュック外部には斜めのチャックが特徴的な収納があります。
ろくみん
中には三つの仕切りがあり、ペンや鍵などの小物を入れられます。
見た目に反して、細かいものが色々と入ります。
普段これくらいは常に入れていますが、割と余裕があります。
またPCを持ち歩く際はマウスの収納場所としても優秀です。
充電ケーブルなんかを入れる場所として使っても良さそうですね。
その取り出しやすさと収納力も相まって、使いたい時にササッと取り出せるのが便利すぎました!
最後の収納場所はリュックを背負った際の右わき腹付近。
他のチャックが金色なのに対して、ここのチャックは黒色で背面のデザインを邪魔しないように配慮されています。
中はスポーツメッシュになっており、クッション性も抜群。
大きさとしてはスマホがちょうど入る程度の大きさでした。
外側にある斜めチャックの収納よりも取り出しやすさ自体は上なので、頻繁に出し入れするモノはこっちに入れた方が良いかもしれませんね。
ろくみん
やはり気になる収納力
ここまで外観をレビューしてきましたが、リュックたるもの…やはり使い勝手は大事なポイント。
というわけでDAYPACK LIFTがどれだけの収納力を備えているのかチェックしてみした。
まずは持ち運ぶ人も多いであろう、ノートPC。
市販されているノートPCの中でもかなり大きめな15インチのものを並べるとこの通り。
リュックが一回り大きいのでしっかり入りそう…
と思ったら、バッチリ入りました!
このために作られたんじゃないかと勘違いするほどのピッタリ具合ですね。

iPadくらいのサイズであれば、外側のチャック部分に収納できちゃいました。
もちろんA4サイズの書類なんかも楽々入ります。
A4の取扱説明書と並べてみると、かなり余裕があることがわかると思います。
薄型なので量こそ大量には入りませんが、十二分な収納力で個人的には大満足。
私が普段入れているのはこのくらいですが
- 500mlペットボトル
- 折りたたみ傘
- 財布
- 家の鍵
- 書類数枚
これぐらいの荷物であればかなり余裕で入りました。
よっぽど荷物をたくさん入れる人でない限りは、今回紹介している一層式のタイプで十分そうですね。
しばらく通勤で使ってみた感想
防水がわりとしっかりしている
このDAYPACK LIFTは防水ではありません。
まあしょうがないか…と納得して購入したは良いものの、雨の日は中の荷物が濡れないか正直めちゃくちゃ不安でした。
ですが雨の日でもなんのその。
もちろん水中なんかで使っていたら流石に駄目かもしれませんが、傘にはじかれた水が被るくらいなら余裕も余裕。
表面の生地がツルツルな超高密度のナイロンツイルを使っており、さらには裏地にPVC加工が施されているので雨の浸水は全くありませんでした。
これで安心して電子機器を入れて運ぶことができます笑
圧倒的に薄くて軽い
私が買った一層式のDAYPACK LIFTは非常に薄型で軽量。
その重量はなんと760g!
さすがにポリエステル製の超軽量バッグなどと比べると重いですが、このしっかりとした作りでこの軽さは驚きです。
また忘れてはいけないのが、やはりその薄さ。
狭いところを通る時や電車の中など、背中にあるリュックは何かとぶつかりがちですがDAYPACK LIFTは非常に薄いのでぶつかることもほぼありません。
後ろに背負ったまま電車に乗っても大丈夫なくらいなので、知らないうちに壁に擦って傷がつくなんてことも少なそうです。
斜めのチャックが超使いやすい
リュックからモノを取り出すとき、背負ったリュックを一旦前に持ってくることが多いのでそんな時にDAYPACK LIFTの斜めチャックがめちゃくちゃ便利なんです。
こんな風に前にリュックを持ってくると、斜めに付いたチャックがちょうど真横になるので荷物が超取り出しやすいんですよね。
お洒落さと機能性を両立させたこのデザインを開発したPORTERさん、まさに老舗の鞄メーカーならではのこだわりが感じられる仕様でした。
薄型すぎて大きいものは入れづらい
DAYPACK LIFTの最大の特徴である「薄さ」
スタイリッシュで良いのですが、マチが小さいので幅が広いものは中々入れづらいんですよね。
特に気になるのがお弁当箱など。
縦にすればもちろん入りますけど、お弁当ってそういうわけにもいきませんからね…
私は水筒くらいしか持ち歩かないのであまり気になりませんが、普段からお弁当を作って持っていく人は買う前に注意が必要です。
リュックは自立しない
ビジネスバックって特に支えが無くても、その場で自立するように作られているのがほとんど。
このDAYPACK LIFTはシンプルな外見なので勘違いされやすいですが、本来ビジネス用途として作られたものではありません。
なのでリュックをその場に置いてもパタッと倒れてしまいます。
ネコマル
ただこれは私が購入した一層式のDAYPACK LIFTの話。
こういった人は他のLIFTシリーズを検討した方が良いかもしれません。
チャックの質感が微妙
個人的にリュックの値段の差が一番大きく出るのがチャック部分かと思っています。
なんだか高級なリュックってチャックが滑らか~なイメージがあるんですよね(笑)
今回買ったこのDAYPACK LIFTもそういうのを期待していたのですが、残念ながらチャックの質感はイマイチでした。
少し引っかかることがあり、これが地味にストレス。
ただ別に凄く悪いわけではなく、言うなれば上の下くらいでしょうか。
かなり高級なバッグなのでその辺りまでこだわって、もっと良いものを使ってほしかったなというのが本音ですね。
どうしよ…と悩む方に向けて
デザインはばっちり好みなんだけど、使い勝手が悪そうで買うか迷う…なんて人も少なからずいるかと思います。
そんな人は同じシリーズのアイテムを検討するのが良いかと。
似たデザインのものが色々とラインナップされているので、自分の使い方にベストマッチするアイテムが見つかるかもしれません。
斜めのチャックが特徴的なリュックはこれら三種類があります。
一層式はメインの収納が一つの薄型タイプで、今回私が購入したもの。
マチが薄いもっともスタイリッシュなタイプで、荷物をあまり入れない人や出来るだけ小さなリュックが良い人におすすめのアイテムです。
二層式はメインの収納が二つになった大容量のタイプ。
モノを別の収納に分類したい人や荷物が多い人におすすめのアイテムです。
3WAYは「リュック」「手持ち」「肩掛け」の三つのスタイルで使用できるタイプです。
TPOによって使い分けたい欲張りな人におすすめですね。
これぞまさに薄型リュックの究極系。
今回はPORTERのDAYPACK LIFTをレビューしました。
人とは違ったリュックを持ちたい。お洒落なバッグが欲しい。
この商品は値段こそ高いものの、こんな望みをバッチリ叶えてくれるクオリティの高さでした。
作りもしっかりしているので長く使えるので、年単位で考えればそこまで高い買い物ではありません。
買って後悔することは少ない良アイテムだと思うので、気になる方はぜひ手に取ってみてください。
以上、ろくみんでした!